03_02 No.11-No.18を読む


No.11 「空色パラソル」
傘好きの莉子が夕立の中見かけたのは、傘嫌いの勝史。ずぶ濡れになって歩く彼の背中が気になって仕方ない。勝史が傘を差さない、本当の理由を知りたくて、莉子は必死に追いかけ始めるのだが……。


No.12 「アマゴイ」
私はお隣さんと天気の話をする。雨が降らないと困ると。真夏のある日。ほのぼのとした私とお隣さんの会話。


No.13 「未来への絶望」
ある女子高生の絶望したお話


No.14 「かみさま。」
灰色に濡れた家。赤く点滅するランプ。すべてを奪い去る雨の音。この胸がふるえるとき、それは神様からの合図。


No.15 「彼と彼女と夏の雨」
OLの彼女には同棲し始めた愛する彼がいた。しかし浮気性の彼はそうはいかなかった。その彼が急におとなしくなった時、彼女は……


No.16 「つゆひめおに―桃太郎異説―」
昔話・桃太郎に出てくる姫を視点にした、全く別物の話。ちなみにタイトルは言葉遊びです。


No.17 「鎖雨樋」
雨の音がする。家の中、街の中、私の記憶の中。しとしとしとしと。しとしとしとしと。長らく降り続くこの雨に終わりはあるのだろうか。鎖樋を伝う水の行く先。


No.18 「君は知らない」
主人公・拓と同級生・文月の、雨宿りの情景。拓は自分の気持ちを彼女に届けることができるのか。――毎日顔を合わせる。それだけで良いと思っているのに、時々苦しくなる。こんな想いを、たぶん君は知らない。




No.01-No.10を読む


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