近頃はルー語の印象があるせいか、たまに出てくる英語表現に笑ってしまう自分がいた…。これが外国舞台のものであれば笑わなかったと思う。ストーリーがそれぞれの視点で巡る三部構成なのは面白かった。が、それが荒っぽかったのが残念。タブー敢行するということは、それを理由に不評を突っ込まれることは避けねばならないと思うので、もっと作りこんで欲しかったと思う。
タイトルが示すのは「近親相姦という血の穢れ」のことだと解釈するが、ストーリーの軸としては「死ぬのって気持ちいい」だったと思われる。その辺をどちらかに統一したほうが、読者は混乱しないと思った。近親相姦という要素を外しても、充分面白い作品になったと思う。
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