覆面★レビュー


[3] No.03 「訪れる人」 Name:覆面☆レビュア Date:2008/06/21(土) 00:19 [ 返信 ]
優しい雨の午後、老女の茶室を訪れたふたりの客人──
雨が上がるまでの、ひとときのお話です。

http://ncode.syosetu.com/n4975e/4.html


[21] RE:No.03 「訪れる人」 Name:覆面☆レビュア Date:2008/06/21(土) 01:40
読了後に題名を改めて見ると、心にしみる。全体に流れるゆるやかな雰囲気はとても良い。
ただ、何を描きたかったのか。祖母の元を訪れた少女の台詞の真意など、気になる部分が残るため、ストーリーとしてはまとまりに欠け、弱い。


[41] RE:No.03 「訪れる人」 Name:読書感想文 Date:2008/06/21(土) 07:48
序盤までは和風テーストなホラーなのかと思っていたのですけど、(世にも奇妙な物語とかにある、ほのぼのとした後味のいいもの想像して読んでいた)
でも、娘と母の会話から、意味がわからなくなってしまった。 娘が祖父の好きだった、戦争で死んだ人を茶室でもてなすのを見たってこと? なんですか。 後半、作者しかわからないような話はダメですね。


[55] RE:No.03 「訪れる人」 Name:クロス・マリアン Date:2008/06/21(土) 11:50
 物語全体を覆う程よい湿度が心地よい作品でした。
 二回目読了後までは、小さな客人の言葉の唐突さが解らず、三回目の読了後の今、自分の中で補完した形でようやくレビューを記そうと思った次第です。
 その補完に少々無理を感じている自分がいるので、まとまりとしては辛口になってしまいますが、やはり「小さな客人」の祖母への告白が唐突過ぎて、混乱を誘ってしまった感が否めません。
 全てを語らず、老女の生き様を見て、読者に個々の思惑を委ねる作品だと思います。


[72] RE:No.03 「訪れる人」 Name:夜明け前の猫 Date:2008/06/21(土) 18:02
いい感じで時間軸がずれていて、清らかな雨が心の奥を流れたかのような清涼感に包んでくれる作品でした。想いというものは、記憶を遡り、また物に託され、ある時には雨に運ばれて相手へ届くものなのかもしれませんね。人から人へ、繋がって、育まれて、一回り。そんな想いの循環を見たような気がしました。天の二人も、笑顔で結婚を祝ってくれることだろうと思います。和やかな作品でした。

[92] RE:No.03 「訪れる人」 Name:覆面☆レビュア Date:2008/06/22(日) 00:17
読後に感じたのは、上質な織物の手触りでした。
積み重ねられた丁寧な描写に、書き手の行き届いた細やかさが伝わってきました。
おそらく作者は女性だろうと、勝手に推測しております(ハズレだったら恥ずかしいけど)
切ない思い出も、受け継ぐ次の世代がいれば、温かく沁み入りますね。
この作品そのものが、使いこまれたお道具のようで、人の営みや歴史に思いを馳せました。
結構なお点前でした。そう申し上げたいです。


[137] RE:No.03 「訪れる人」 Name:覆面☆レビュア Date:2008/06/25(水) 19:52
前半の祖母の話はしっとりとした雰囲気で良かったと思う。しかし後半の孫娘の話は、変に混乱を呼んだので残念だった。祖母の話の部分で与えた疑問を回収する大事なシーンだったと思うので、前半のようにもう少し丁寧に作り上げて欲しかった。疑問を払拭するための明瞭さも欲しい。
疑問が解けない例としては、孫娘が幼い頃唐突に言った告白「結婚するの」の部分。その告白をしたあと、孫娘はほっとしたような表情を浮かべる。これに何か意味はあったのだろうか…。子供らしい「ままごと」的な発言であったのなら、それをどこかで明瞭にして欲しかった。
あとこの孫娘は、祖母を訪れた男の人の遺伝子が入ってる孫なのだろうか。それによっても物語の味わいが変わってくると思う。血縁であって欲しいというのは個人的な感想。

これは乱暴な意見かもしれないが、孫娘のシーンがないほうが、作風のしっとりとした感じを保ててよかった気もする。孫娘のシーンからは心地よかったのに引き戻され、引き戻されたのに「なるほどそういうことか」という納得感がないというのが惜しい。あの前半に漂いまくる和な雰囲気がとても良かったので、最後のとこだけ何とか…!


[146] RE:No.03 「訪れる人」 Name:覆面★作文屋 Date:2008/06/27(金) 03:14
和津おばあたま、素敵でつた(*´д`*)
好いた殿方の前では少女になってしまうのでつね(*´ω`)ノ
まるで作文屋のようでつ( ・ω・)y-~~~
孫娘様の「おばあちゃま」呼称だけが作文屋の萌えにそぐわず寂しい想い(´・ω・`)
作文屋は「おばあさま」表記がだいつきでつ(・ε・`。)
孫娘の結婚は自立心のないおこちゃまのあほあほ選択のように思えて祝福できまつぇん~~-y( ▼д▼)
和津たまの側で育つたのであれば素敵で清楚な作文屋のような女性であってホスィと思いまつ(*´_`*)
音のしない降雨中の逢引、夢から醒めた子供達の声は良い対比でつ(*´人`*)
やはらかい和言葉と雨のヴェールの美しさは作文屋の大好物になりまつた( *´艸`)

個人的には殿方と和津たそはぷらとにっくのまま死に別れてくだつぁると最高でつ(o´∀`o)
和津たそは後家さんで、孫(怒)とは血が繋がっていないと作文屋のハートどすん(。ゝω・)凸




無料レンタル掲示板 1616BBSからお借りしていました