読者各位並びに作者各位、そして、覆面管理人御両人様。
この度は「覆面小説家になろう」企画お疲れ様でした。また、私の駄文をお読み頂いた方におかれましてはありがとうございました。
本作「雨を降らせたのは誰?」は私の手によって書かれた駄文でございます。大変お上手な作品が居並ぶ中、稚拙な文章な上、突飛な内容も、奇想天外なオチもないような我が作品はヘボさ際立ち、大変申し訳なく思っておりました。この場を借りて謝罪申し上げたく思います。すいやせんでしたぁー。
さて、あとがきということで、軽く本作について書き綴りたいと思います。あまり長く書いても読む人はいないでしょうから、短めに、なればいいなと思いましたが、なりませんでした。困ったもんだ。
まず、言い訳します。私は短編が大いに苦手です。凄く苦手です。殆ど独立した短編というものを書ける気がしません。
じゃあ、これは何だ。と言いますと、これは長編の一部なのです。覆面企画が持ち上がり始めた頃、某西部劇漫画に影響された私は西部劇風の小説を書きたいと思い、ちょこちょこと設定を考えていました。その中で考えられた世界観と登場人物(というか登場人物は実質女王様だけですが)を生かして一場面を捻り出したのです。だから、バックグラウンドを説明することなく、話に突入し、オチることなくIt continuesってな感じで終わってるんです。
レヴューの中で世界観を18〜19世紀と仰られていた方がおられましたが、ニヤピンです。世界モデルは19世紀後半、南北戦争時のアメリカです。騎兵隊の描写や巡回判事という言葉から分かる人がいるんじゃあないかと思ってましたが、それは歴史好きの常識で、一般の常識ではないことを痛感しました。
ちなみに、この騎兵隊の軍服を調べる為に南北戦争時の軍服等を記述した本を二冊買い込み、もっと詳細に細かく描写したのですが、文字数の関係で大幅に削りました。無念。
女王様のモデルはベル・スタアですが、原型は殆ど残っていません。
しかし、私は大変満足しています。人の不幸が大好きなだけでなく、身内の不幸も、自分の不幸までもが大好きというSだかMだか分かりかねる変態ちっくで歪んだ人格の素晴らしいキャラクターができたものだと自画自賛しております。歪んだものって魅力的ですよね?
彼女が嬉々として活躍する話をもっともっと書いていきたいと思ったり思わなかったり。
ところで、私個人的には、隠そうという意図を欠片も持たずに書いた為に、擬音とか歴史的描写とか会話の様子などですぐにバレるかと思っておりましたが、それほどバレはせず、覆面の面目を守れたようです。
自分なりに分析しますと、おそらく、私の作品を調べるに当たって殆どの人が私の数少ない短編を読んだことと思われます。
しかしながら、それらは相当古い時代に書いたもので、今の文体とはいくらか違っており、その上、私が今まで投稿してきた作品は殆どがコメディ要素を強く盛り込んだものでしたが、本作はその色合いが薄かったことなどが原因であると思います。
とりあえず、あとがきはこれくらいにいたしまして、他に何か書きたくなったら後で追記します。
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